【移住Story7】都会から雪のまちへ。自分をリデザインする暮らし方。
- 上田カオル
- 地域おこし協力隊
- 移住元:大阪府
- 移住3年目
- 家族構成:単身
兵庫県出身の上田カオルさんは、大阪の化粧品メーカーでインハウスデザイナーや商品企画の管理職として、多忙な日々を送っていました。充実したキャリアの一方で、「今の環境は自分に向いていないかもしれない」と立ち止まることも。そんなとき心を動かしたのが、「北の大地へ行ってみたい」という思いと、長年抱いていた雪への憧れでした。
移住に向けた情報収集を進める中、仕事の縁で訪れた旭川市に魅力を感じます。都市としての便利さとローカルな雰囲気が共存し、何より人々の親切な人柄に惹かれました。そんな時、旭川市地域おこし協力隊「デザイン推進活動員」の募集を知り、運命的な縁を感じて移住を決意します。


着任後は、デザインギャラリーの運営やSNSでの情報発信に取り組むほか、旭川市が推進する「デザイン都市あさひかわ」の活動にも携わり、国内外との交流やイベントの企画・運営、アップサイクルをテーマにした展示会の企画などに取り組んでいます。
家具の端材を活用したワークショップは、創造都市間交流で訪れた大分県臼杵市での体験をきっかけに、旭川でブラッシュアップ。
また、個人事業主としてオリジナルの積木「ツムちょ」の開発や、地域の企業・団体のグラフィックデザイン、プロジェクトのディレクションにも取り組んでいます。協力隊として地域で活動する中で生まれた人とのつながりが、新たな仕事や活動にも広がっています。


仕事だけでなく、暮らしにも大きな変化がありました。旭川に来てからは、以前のように時間に追われる感覚がなくなり、気持ちに余裕が生まれたといいます。「スーパーの品ぞろえも良くて、お米や野菜が本当においしい。憧れていたパウダースノーにも感動しました」と語る上田さん。旭川ならではの食の魅力を楽しみながら、木工のものづくりやアロマテラピーの資格取得など、新しい挑戦も始めています。
仕事中心だった移住前から、暮らしの中に「やってみたい」を取り入れられる生活へ。旭川で、仕事と日常の両方に新しい時間の使い方が生まれています。
これから移住を考える人には、「長距離の引っ越しは高額になりやすいので、複数社から見積もりを取って、自治体によって移住支援制度がある場合もあるので、確認してみて」とアドバイス。冬靴は種類が豊富な現地で選ぶのがおすすめだそうです。
雪への憧れから旭川へ移住し、温かい人たちと関わる中で、時間の使い方や日々の楽しみ方まで変わった上田さん。そんな上田さんの移住は、これまでの経験を大切にしながら、これからの仕事と暮らしを「リデザイン」していく選択なのかもしれません。

